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149:名無しさん＠お腹いっぱい。 / :
薮田。
薮田を見ている。
毎日見る薮田。
終わりのない薮田。
前の観客に遮られた視界。
泥沼の千葉マリン。
初芝に染まったスレ。
戸部の叫び声。
藤田の断末魔。
荒れた大地を覆うように、フランコだった物体が転がっていた。
どうすることもできずに、
ただ薮田が抑えてゆく様子を見ていることしかできなかった。
だから、せめて…。
自分だけでも一矢報いたかった。
だけど、応援は間に合わなくて…。
雅は劇場を始めそうになって…。
ただ呆然と立ちつくすことしか出来なくて…。
悔しくて…。
悲しくて…。
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